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昨日、小児医療センター移転の説明会に行ってきました。
おそらく100人超の参加者がいて、部屋はいっぱいでした。

予定時間は17:00~18:00のところ、
質問・意見の発言が多く、18:40過ぎまで延びました。

ところどころで質問者への賛同の拍手が起きました。
願いは一緒です。
「現在地に残してほしい。」

ある方は「このみんなの願いが詰まった病院を持って行くのなら、
持って行ってなお勝る、みんなが納得できる施設を
県主導でつくってほしい。」と発言されていました。拍手。

ちなみに、配布された資料は県HP
「患者・御家族説明会」項目の平成26年7月26日開催 配布資料 2と3です。

•資料2 小児医療センター移転に伴う現在地の機能について [PDFファイル/82KB]

•資料3 周産期医療を取り巻く今後の課題について [PDFファイル/219KB]





ところで前回「地元」説明会とお知らせしましたが、
正確には蓮田市と岩槻区の自治会長さん宛てに
説明会のお知らせがあったようで、
お知らせ文書には「地元説明会」とは書かれていませんでした。

申し訳ありません。

ただ、説明会の質疑応答で
「自治会長じゃなくても説明会に来ていいんですよね?」という質問があり
県からは「自治会長以外でもいいです。」という回答がありました。

また質疑応答の中で県からも「地元説明会」という言葉は使われていましたので
8/6の説明会が、実質「地元」説明会だった、ということに変わりはないと思います。

本来は自治会長だけではなく広く近隣市町村に広報して
説明会を開くべきです。

自治会長宛ての文書だけでは
自治会長ではない住民が参加していいのか迷いますし、
説明会の開催情報が伝わりません。

もちろん、患者・家族の方の声には一番に寄り添ってほしいと思いますが、
近隣住民の声もきちんと聞く姿勢を見せて欲しいです。




説明を聞いても、意見を言っても
「素案なのでこれで決定ではないです」
「検討します」の言葉に、暖簾に腕押しの感じを受けました。

署名受け渡しの際も、知事は1回も出席したことはありません。

県職員の立場で説明会の前面に立っていれば
県の方針に沿った説明しかできず、
個人的に小児医療センター現在地存続を思っていても
どうすることもできないのだろう、とは思います。

その中でも最善を尽くしてくださっている県職員・病院局の方がいる、とも思います。

それでも伝え続けていくのが大事なのでしょう。

そして今回の説明会に出席して改めて、
患者・家族の声、県民の声に真に寄り添う県議会議員、県知事を調べて、
自分で選挙で選んで、変えていくことが、
道のりは遠く感じるかもしれないけれど確実な方法なのだと思いました。

県で言えば小児医療センター移転、秩父の雪被害、教育への介入…
国で言えば原発、集団的自衛権、消費税、社会保障切り下げ…

どの議員がどんな態度をとっているか、
自分が誰を選んで投票して、選挙の結果どうなっているか、
よくよく考えないとですよね。

身近に持ちあがる「問題」を突き詰めて考えると
どうしても「政治」にぶち当たるんです。




質疑応答では時間がなかったので、説明会広報の要望も含めて3点
埼玉県HPの「埼玉県立小児医療センター新病院への移転・整備に関する説明会」から
メールを出しました。

こんなことしか書けなくて恥ずかしいのですが
下記にメール内容を載せておきます。

病院局小児医療センター建設課 御中

初めまして。
蓮田市に住む船橋と申します。

昨日、岩槻支援学校で行われた説明会に参加しました。

時間の関係で質問できませんでしたので、
メールにて質問とお願いをさせていただきます。

お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答お待ちしています。

【地元説明会の周知について】

8/7の説明会は岩槻区と蓮田市の自治会長宛てに
説明会の開催文書が届けられたようですが、
これでは区民、市民は開催情報の入手が難しく、
説明を聞く場も意見を言える場もなくなってしまいます。

県のHPでも「地元説明会」の項目は平成24年6月10日開催以降、更新がありません。

今回のような自治会長向けに開催されるような形の説明会に
一地元民として参加していいのか少々不安になりながらの出席でした。

そこでお願いです。

昨日の質疑応答内でも
「自治会長でなくとも出席していいんですよね?」の質問に
「自治会長でなくとも出席可」との返答がありましたように、
事前に広く市民、区民に情報提供をして説明会の開催を周知してください。

せめて告知を市の広報誌に載せてください。
時間的余裕をもって広報してください。

昨日「次回は10月か11月になると思う」という発言が県からありましたので
次回以降の改善を望みます。

【地域医療について】

「小児医療センターは全県対象の3次医療機関。
初期、2次救急については地域医療で、自治体が態勢を整備する。
整備できない自治体には県として働きかけていく。」という県からの発言がありました。
(内容が間違っていたらご指摘ください。)

県として自治体に働きかけていく、具体的な内容を教えてください。

【移転について】

平行線と思われるかもしれませんが、
全機能を残してほしい、の一言に尽きます。

ご存じかとは思いますが、
私も実際に自分で署名集めをして
患者さんとご家族の方が命にかかわる問題に直面していること、
本当に多くの蓮田市民が、近隣市町村が、存続を切望していること、
痛切に感じました。

建設当時の県職員と地元職員と地元住民の熱意と、あの場所に建てる意義。
高層階でしかも渋滞してたどりつくのが困難になる新都心ではなく
田園風景が広がる広い敷地の低層階の現在地を残してください。

病院が建てられる際、
東部北地区の小児医療充実のために土地を提供してくださった方々の思い。
跡地活用のための土地売却や貸付で切り売りしないでください。

前面に出て説明している県職員の方は、
県の方針に従ったお話しかできないのだろうと思います。

だからこそ決定権を持つ上田知事に実際、説明会や署名提出の場に出てきてほしいです。
知事は出席できないのですか?

以上3点、
ご回答お待ちしていますので、よろしくお願いいたします。

蓮田市・船橋由貴子

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