ご報告が大変遅くなりましたが、
11月24日に
県立小児医療センターの現在地存続を求める連絡会が主催した
シンポジウムに参加しました。

パネラーは
・医療がないと命にかかわる患者のご家族
・建設当時の経緯と必要性を語る地元の方
・都立八王子小児病院の存続運動を続けている方
日本の医療崩壊を語る本田宏医師

シンポジウムの詳細がなかなか書けなくて申し訳ありません。
参加者は前回よりも少なかったのですが、
とても内容の濃いものでした。

本田医師の「小児医療だけを良くしようとしても無理。」との言葉に
何度もうなずきました。

八王子小児病院存続を求める粘り強い運動には頭が下がります。

地元の方、ご家族の涙ながらのお話には心を打たれて、私も泣いてしまいました。

会場からは
「感染症が心配だから、新都心の病院につくるコンビニは
一般の人が入れないように入り口の場所をかえてほしい、という
ささやかな要望さえ、県は聞き入れようとしない。絶望しています。」
という訴えがあり、愕然とします。

どうしてこの声が県に届かないか。改めて怒りがわきました。

アンケートに寄せられたみなさんの声をご紹介します。

長くなりましたが、特に会場で発言した高校生の発言内容が
一番最後に載せてあります。
ぜひお読みください。

(アンケート結果もブログにアップしたいのですが
PDFがアップロードできず苦戦中です。
もう少々お待ちください。)

◇その他、ご意見

◆政治に子供たちの命がふりまわされている様に感じています。
私は子供が障がいをもっていますが、親の意見が子供の声ではなく、
本当の娘の声を知りたいと考えています。
その為には議論する事の大切さを知ったと思っています。

◆わかりやすくて良かった。
初めてこの問題を知った人にも理解してもらえる内容だったと思う。
時間の都合でやむを得ないと思うが、現在地に残す機能として
県が述べているものについての問題点をもっと解説できれば良いと思う。
社会福祉法人運営→事実上、県立小児医療センター消滅。
現在地救急医療消滅のことなど。
現在地にしか通えない人ほど救急が必要なのに救急なくすの?

◆詳しい事を知らなかったので、来てよかったです。
一人でも多くの知人に伝え、輪を広げていきたいと思います。

◆Tさんのお話を聞いて、自分も同じような思いをしたことを思い出しました。
(つらい思いを人前で話してくださるのは勇気のいることですよね。)
救急の医療を残してほしい。
親達の切実な願いを聞いていただけるにはどうしたら良いのか、
改めて問題の根深さを感じました。

◆障がいをかかえる家族の苦労が良く解り、
「医療があって生きられる」この事は本当に重い話でした。
埼玉県の医師不足、本当に深刻な状況である。
政治の失敗で新都心に小児病院を移転させる等、逆立ちした判断で許されるものでない。

◆患者さんの命と健康を守るため、短時間になるのはやむを得ないですが、
もう少し時間がほしい。
現場のスタッフはいったいどう考えているのか、現場の声を聞きたい。
患者さん一人一人の生活実態を明らかにし、新都心は日赤で充実させ、
逆に北部・西部圏域にも同様な病院をつくるぐらいにしなくてはいけないと思います。
医療・福祉・教育全分野での運動をしていきましょう。

◆現在地存続について考え活動している沢山の方々の
貴重なお話を聞くことができてよかったです。
患者の家族の方のお話、医師のお話、皆自分にできる精一杯のことを行っているのだと思いました。
センター移転の話を聞いて不安でずっと何もできないもどかしさや、
くやしさがあったけれど、沢山病院を残すために頑張って闘っている人がいるのだと、
胸が動かされ力づけられました。
 今はまだ事態は良い方に向いていないけれど、力の限り現在地存続のために
私ができることを何度でも伝えられるまでやっていきたいと思います。
このような会など開いていただければとてもありがたいです。
改めて強く自身の思いも確信し、意思を曲げることなく私も訴え続けたい、と思うことができました。

◆実際の家族の状況、センター設立時の理念、他の自治体での事例、
そして大きな問題として考えたスタンス、これらを聞くことができて本当にためになった。

◆今日は小児医療センター建設の理念、苦労など知ることができました。
改めて重要性を理解できました。
また、本田先生のお話をお伺いして埼玉の医師不足の深刻さがわかりました。
小児医療センターの問題の解決は非常に難しいと思いますが、現状を知る私達は、
あきらめずに声を上げ続けていくことが大切と改めて思いました。
 また、本田先生の「小児医療だけが良くなるということはありません。」という
言葉の意味をかみしめたいと思います。
今日はパネリストの皆さまやいろいろな方のご意見を聞いて、
いろいろ考えさせられました。ありがとうございました。

◆患者ご家族の心身負担の大きさに感じ入りました。
県内他中部(新施設)西部へ“新たに建設”の運動へ。
なんとなれば他の地域でも同じことが言える。

◆児童施設に勤務しています。
園児のほとんどが小児医療センターを利用しているので
決してなくしてはならないと考えています。

◆医療者として「患者中心の医療」に努めていますが、
「政治中心の医療」が移転の理由にあると思えてなりません。

◆埼玉東部地域の医療水準を引き下げる結果になり
30年前の水準に戻ることになる。
新都心の跡地利用の活用は図書館が妥当と考える。

◆精神障がい者の医療、地域での生活を保障する為に動いています。
共に頑張りましょう!ACTアクト

◆とても勉強になりました。他人事でいた自分の医療を少し恥じ、
これからいろいろなことを勉強するために行動することが大切なのだと思いました。
具体的な行動が大切ですね。
自分に何ができるか考え、まちがわないように動いていきたいと思います。

◆絶対小児医療センターは残して欲しい。

◆近くでシンポジウムがあると聞いて参加した。
同じ障がいを持つ親のご意見を聞けて良かったです。とても共感しました。
本田先生のお話とても勉強になりました。
小児センターの話以外のことも聞けて良かったです。

◆患者の発言すばらしかったです。

◆それぞれのパネリストのお話、心にせまるものがありよかったです。
これを機会に参加者が心をひとつにして政治(医療・介護・年金収入)をよくしていきたいものです。
人があつまればさびしくならない。前を向いて進むことができる、そういう力をもらえた集会でした。
本田先生の話もっとゆっくり聞きたかったし、他の多くの人にも聞かせたい。

◆現在地のままで良い方法をとる様にしてほしい。

◆政治に関心を持ち、政治を替えて医師をふやす予算を取らせることが大切であり、
すべての福祉の充実につながる。
重症でなくても子供の場合は突然ケガ発熱など起こる。
東部地域の拠点センターとしてもどうしても残したい。

◆ジャーナリストの発言をきいて、そもそもどうして?移転なのかの部分の問題点が
重要だと思った。その点の意識や宣伝もいるのではないかと思った。

◆来て良かったです。高校生、ジャーナリストの発言は特に良かったです。
コーディネーターもスバラシイ!

◆参加して大変内容の濃いものがありよかったです。
これからもがんばって話に耳を傾けたいと思う。

◆生きる権利は政治によってつくられているものですが、
あまりにも頼りにならない政治には今さらながら絶望的ですが。
今居る患者とその家族がこれだけ声を出して回りもまき込んでいるのですから、
できたらせめて県政をかえましょうかと?

◆障がいをもった子をもつ若い母親、家族の生活、
医療体制を公が県が保障できる社会にならなければ。埼玉やだなー。

◆小児医療の事は大変なことです。心配は皆さんにお話しして下さい。
少しは気持ちが軽くに生活できると思います。
私も出来る事は協力して行きます。町の団体から新聞折り込みで情報をお願いしています。

◆最後の記者の方から移転の真実を追求されているお話を伺い、目からうろこでした。
耐震補強の話が出た当時の詳細なデータを確認するところから始めて、
もう一度検証しなければならないと思います。
 移転の話ありきから始める移転は絶対にやめてほしい。
環境的にこれ以上の場所はないはずです。
心を大切にする時代が忘れられていくことを是非知事に届けていただきたいです。
県議の方も頑張って!

◇発言・質問

■本田宏先生、医療先進国の医療とは日本の医療費の5~6倍あるいは
それ以上と云われました。
これだけ高い医療費を支払うお金をその国の皆さんは持ち合わせているのでしょうか。
それとも日本の社会保障などより数倍優れた保障制度になっているのでしょうか?

■にぎわいを作る新都心に小児医療を置くことがふさわしいのか!
改めて問いたいし今後も問われ続くのでは!
・一部存続が満足いくものでないことは明らかですが、この地に一部残す事は
新たな希望を今後生み出す拠点としての意味もあると思う。
・レスパイトの充実のみならず、救急医療を再復活させる。
この地に必要だとの声を上げ続けることが大切だと思う。本当に必要なら必ず復活する。

■コンビニの入口の件。
①県の建設に関わる事務局?担当者は感染症対策のイロハも理解していないのではないか。
②あるいは病院設計者は専門的であれば考えるべきことです。設計業者に確認すべき事です。
※単に担当者はもとより関係する業者等あるいは、この計画を認めている県議会も含めて
あまりになげかわしいことです。
③設計段階から医療チーム、利用者の参画が必要です。
※原点をきちんとふまえながらも1つ1つ訂正してもらい進めるしかないのでしょうか
(移転中止が一番!!)
※パネリストの方々の意見。どれも胸が痛くなるお話です。

■私の長男には重い障害があり、小児医療センターには10科ぐらいかかっています。
なるべく小児医療センター移転説明会には出席していますが、
その中でここ3回ほど中心患者側方の要望として出ているのが、新病院のコンビニについてです。
重症児は感染症がこわく、一般の方が自由に入れるコンビニでは
コンビニの入り口を病院側だけにして下さいと要望しても頑としてそれを受け入れません。
それについて涙ながらに訴える保護者の方が何人もいらっしゃいます。
でも私達の一番望むのはこの東部地域に救急対応ができる病院がなくなるのが困るんです。
コンビニの入口さえ全く聞き入れない県側の対応にとても絶望しています。

■高校生です。
今回シンポジウムを行うとのお話を聞き、
私にも何かできることがしたいという思いから参加しました。
県立小児医療センターの現在地での存続について私の意見を発表したいと思います。
 小学2年生の時、私は「環軸椎回旋固定」という首の病気で小児医療センターに入院しました。
その時病院の方々に本当に沢山お世話になったこと、多くの方々に支えていただいたことは
今でも忘れません。一緒に入院していた中には私より重い病気の子も沢山いました。
何度も手術をしたり、命に関わるほどの病気を抱える子どもが小児医療センターには沢山います。
皆家族と共に一所懸命生き、病気を治すために闘っています。
 もし病院が新都心に移転するとしたら、搬送するだけでも患者には相当な負担がかかってしまうし、
病院を移ったあとも突然の環境の変化は大きなストレスとなってしまうでしょう。
現在岩槻にある病院の周りにはさほど建物もなく、私は入院していた時
広くて落ち着いた印象を受けました。敷地内には庭もあり、そこで体調の良い入院患者や
病院に来た子が散歩している姿も幾度か見たことがあります。
長い入院生活の中、新都心の立ち並ぶビルに囲まれた地では気も滅入ってしまうし
外の広いスペースでリハビリすることもできなくなってしまいます。
 新都心の方が便利という考え方もあるかもしれませんが、
現在の医療センターをそのまま移転してしまうのはあまりに患者にとって苛酷で厳しいことです。
病院を何よりも必要としている患者たちの声をどうか聞いてください。
 知事は「一部の機能を残す」提案をしましたが、それはわずかな医療管理を残すということしか
発表されておらず、入退院患者の対応についてはほとんど触れられていません。
病院を利用する人の中には不安に思っている人も多くいることと思います。
 しかし小児医療センターの現状は利用者以外ではなかなか把握できず、
理解していない人も多くいるのではないでしょうか。
だからこそそれを知る私たちにできることは、今の問題を少しでも多くの人に知ってもらうこと、
そして皆でどうすればよいか一緒に考え、共に声をあげ続けることだと思います。
 今の小児医療センターは決してなくてはならない、子どもたちにとって大切な場所です。
沢山の命をあずかり、支えている子ども達の病院を守るため、どうか皆様の力を貸してください。
どうぞ宜しくお願い致します。

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