みなさんこんにちは
横浜国立大学の渡辺雅之です
(※所属に意味はないのですが地元の蓮田ではこう紹介されることが多いので…)

「日本をめぐる安全保障環境が厳しさを増す中、
私たちには国民の平和で安全な暮らしを守りぬかなければならない責任がある」

「この法案は未然に紛争を防ぐことが出来る抑止力となる」

「一国だけで自国の平和を守れる時代ではない」

まるで壊れたレコードのごとくこのフレーズを安倍首相は繰り返しています。
国会で何を聞かれても何を問われても、
ただこれをひたすら繰り返すことしかしていません。

仮想敵国をつくり、いたずらに他国の脅威を煽り、抑止力の重要性を説きます。

しかし本当に他国による脅威は存在するのでしょうか。

その例として安倍首相は、「スクランブルは10年前の7倍になった」と言いました。

そのデータはスクランブル発進が、戦後もっとも低い時との比較であり、
冷戦時代にはいま以上のスクランブル発進が行われていました。

また「日本人はテロの被害に逢っている」とも言います。
ではシリアで後藤健二さんを見殺しにした政府の責任はどうなるのでしょうか。

そもそもテロはなぜ起きたものなのでしょうか。
なぜ中東からあふれるように難民が生まれ、
半ズボンを履いた幼い子どもが海岸に打ち捨てられ死んでいるのでしょうか。

アメリカによる不当なイラク戦争がその大きな原因ではありませんか。

彼の言う抑止力とはアメリカの戦争の手助けをすることによって得られる
軍事的プレゼンスに他なりません。

もし軍事力によって本当に戦争やテロが防げるのだとしたら、
史上最強の軍事力を持つアメリカがなぜテロを防げないのでしょうか。

安定した時代には抑止力が効いているからだと言い、
不安定になれば抑止力が足りないからだと言う、
これは無敵の話法でありごまかしです。

誰がなんと言おうと、今度の法案は日本が海外のどこにでも
アメリカの後方支援と称して、軍事行動、
すなわち戦争を可能にする戦争法案に他なりません。

この法案の法的安定性の根拠として政府が出してきた砂川判決などは
およそ憲法学上では問題にならない詭弁の論理です。

だからこそほとんどの憲法学者や元最高裁判事、
そして歴代の内閣法制局長官さえ
「憲法9条違反であり、到底認められない」と言っているのです。

法案自体がめちゃくちゃなのです。
そして私たちが最も怒っているのはそのことだけではありません。
数の力にモノを言わせたその進め方であります。

衆議院での強行採決、そして参議院では度々審議が中断しており、
審議時間も確保できていないにも関わらず、
また強行採決の日程がニュースになっています。

「決めるべき時には決める、それが民主主義」。

この言葉は民主主義の本質をまったく理解しておらず、
数によって暴力的に押し切る姿勢に他なりません。

こんなめちゃくちゃなやり方を許してしまったら、
時の権力者のさじ加減ひとつで、政策は決定され、憲法は有名無実化します。

そもそも憲法とは、国民が権力者の暴走を縛るためのものなのです。

安倍内閣は戦後、いや日本の憲政史上、最低最悪の極右内閣であります。

やらないといったTPPを推進し、
自然エネルギーに移行すると言って川内原発を再稼働し、
沖縄の民意を踏みにじり辺野古の基地建設を進めています。

社会保障のために消費税を上げるといって、
大企業の法人税を引き下げ、
働きやすい社会にするといって、
一生派遣で過ごさなければならなくなる可能性がある法律を通し、
人権が大事と言いながらヘイトスピーチを放置し、
彼らによる悪政は数え上げればキリがありません。

しかしたった一つだけ彼はいいことをしました。
それは「立憲主義」という言葉を全国津々浦々まで広げたことです。

国民が政治に無関心であってはならないということを
改めて私たちは知ったのです。

その動きは、今は高校生、大学生など若い世代にも広がりを見せ
私たちを勇気づけてくれています。

SEALDsという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。

Students Emergency Action for Liberal Democracys
自由と民主主義のための学生緊急行動

まさに私たちは自由と民主主義のために
ここに集まっているのです。

余談になりますが、SEALDsには代表はいないそうです。

それぞれのセクションに副司令官を置いて活動しているのです。
副司令官?
なんだか変な名称ですね。

これは実はメキシコで貧しい農民たちが圧政と闘った開放運動が
ルーツになっています。

それを指揮したサパティスタ民族解放軍の代表マルコスの役職は
副司令官だったのです。

マルコスは「なぜアナタは司令官ではなく副司令官なのだ」と
問われてこう答えています。

「真の司令官は人民である」

そうです。
私たちがこの国の司令官なのです。
平然と嘘とごまかしを言う安倍が司令官ではないのです。

安倍さん!「どうでもいいじゃん」と野次を飛ばし、
国会から逃げてミヤネ屋なんかに出演してる場合じゃないんだよ。

しかし、そうは言っても、15日には公聴会、
そして翌日には委員会採決が行われようとしています。

本会議での強行採決への布石です。

それがダメでも60日ルールを使い
何がなんでも政府与党はこの戦争法案を通すつもりです。

私たちはこれを防ぐことは出来ないかもしれません。

選挙制度そのものがおかしいとは言え、厳しいようですが、
「その国の国民はその国の国民にふさわしいリーダーしか選べない」のです。

これは私たちが政治に無関心であった結果であり失敗です。

でも、失敗だったとしたらやり直せばいいではありませんか。
政権交代すれば11個の法案をひとつの廃止法案で無効にすることだって可能です。

民主主義は未完のプロジェクトです。

結果に一喜一憂せず、前を見て歩いていこうではありませんか。

私たちは一人ひとりは微力であっても決して無力ではありません。

30日に国会前に集まった数十万人の人たち、
全国各地で声をあげた人たち、声なき声の人たち。

今や潮目は完全に変わりました。
明日のためにも今ここで声を上げることです。

平和ボケと言われようが「平和を守れ、憲法守れ」と叫ぼうではありませんか。

「憲法守って国が滅ぶ」なんて言う人がいますが、まったく逆でしょう。
法や道理を守らないから国が滅ぶんじゃないですか。

かつての大日本帝国やナチスドイツがそうだったでしょう。
全ての戦争は正義のため自国の防衛のためと言う名で行われてきたんです。

来年度の国防予算は約5兆円です。
その中には1機100億円のオスプレイを5機、F35戦闘機を6機買うんだそうです。

財務省は35人学級には効果がないとして取りやめようしています。
だけど、8年間かけてすべての小中学校に35人学級を実現する費用は500億円、
来年買うオスプレイの分でお釣りが来るんですよ。

政治はどこを向いて行っているんですか。
こんなインチキな安倍政権は絶対に倒さなきゃいけないんです。

私たちがこの国の主人公なのです。
今日のパレードはその意志を示します。

「問題になっていることに沈黙するようになったとき、
我々の命は終わりに向かい始める」マルチンルーサーキングの言葉です。

小さな声でも上げ続けましょう。
そして私たちは巨大な魚に立ち向かったスイミーになりしましょう。
一緒に歩いて行きましょう。

必ず今日のパレードを二階の窓から、
路上からじっと見ている人がいるのです。

それがいつの日か、実を結ぶでしょう。
共に声をあげましょう。

2015年 私は戦争法案の廃案を強く求めます 渡辺雅之

30日の国会前。SEALDsの奥田くんが行った最後のコールを
「民主主義ってなんだ」「これだ」
「民主主義ってなんだ」「これだ」
「民主主義ってなんだ」「これだ」

ありがとうございました。
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